ノーコード開発のためのデータベース設計学習おすすめ本・書籍&動画

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Nov 5, 2021 5:04 AM
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No-Code | ノーコード
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書き起こし【ノーコード分科会】No-Codeの「DB設計」について語ろう!~Bubble会~ | まほウェブ でも書き記しましたが、様々なノーコードツールを使って開発していくうえで、1つの関門となってくるのがデータベース設計。 "データベースを制する者はノーコードを制する"と界隈では言われるほどです。

そこで本記事では、ノーコードツールを使いこなしていくためのデータベース設計の学習・勉強にオススメな本・書籍・動画をご紹介します。

そもそもデータベースとは?データベースと表との違い

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「データベースは、エクセルのような2次元形式の表である」と言われたりもしますが、データベース=表ではありません。

たとえば表では、1つのセル内に複数の値を入れることがありますが、データベースではこれはNGです。

「1つのセルのなかの値は、1つの値(スカラ値)でなければならない」というデータベースの原則があるのです。(厳密には複数の値を入れることが可能なものもありますが、原則では不可です)

また、(リレーショナル)データベースには特定の列と特定の列とを関連付けることができる、「リレーション」という機能・特性があり、このリレーションをうまく使いこなせるかがノーコードにおけるデータベース設計での大きなポイントとなります。

ノーコードツールを触りながら、データベースとはどんなものかを知る

上記のようなデータベースの特性を理解しながら学ぶには、触りながらデータベースに触れてみるのが一番です。

データベースを学習するうえでオススメなノーコードツールを2つ、以下に紹介します。

Airtable

Adalo

データベース設計について、動画で現場の理論とER図の書き方を学ぶ

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ER図について学ぶのに非常にオススメなのが、下のYouTube動画。

せお丸のプログラマー養成講座 データベース入門講座 - YouTube

過不足なく必要なところだけ、そして難しい表現なく分かりやすくデータベース設計について説明されています。

動画のノウハウで、「多対多のリレーションには中間テーブル(交差テーブル)を用いる」と説明されているところがありますが、たとえばAdaloにおいては直接N対Nのリレーションを設定することができます。

このあたり、ノーコードとYesコードで若干の違いがありますが、Yesコードでの設計手法は大変参考になるので上手くノーコードでも変換して用いるようにしましょう。

ノーコードでトライ&エラーでWebアプリを作る。ER図を書いて設計してみる

・自分が作りたい事例のDB設計をまず自身で考えてみる • 似た既存のDB事例を調べてみて、良いと感じた構成を取り入れる • 制作する際は、まずアバウトに作ってみたあと、一旦すべて壊してから再度作りなおす • DB処理パフォーマンスが最適なものになるようチューンナップしていく

さらに詳しくデータベース設計・正規化の理論を書籍で学び極める

達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初心者で終わりたくないあなたへ

ノーコード開発であれば全てを読む必要はなく、3章〜5章、7, 8章を読むと良いでしょう。ちょうど半分くらいの文量です。

正規化の理論について分かりやすく説明されています。

前述した せお丸のプログラマー養成講座 データベース入門講座 でも正規化について概要としての説明がありますが、「従属関係」という考え方を本著で知り、より正規化について深く理解できました。

楽々ERDレッスン

2006年初版発行と新しくはない本ですが、「ERDレッスン」と銘打っているだけあってER図設計についての演習問題が豊富です。

1, 2, 3部の3部構成ですが、1,2部の理論は飛ばして第3部の演習だけやるのが良いと思います。

私は少し冗長な説明と感じてしまい、あまり理論の説明が頭に入ってきませんでした。私が知識不足なだけかもしれませんが。

第3部の演習については例が身近で、イメージしやすいです。たとえば下記のような事例が演習問題となっています。

  • (飲食店の)お持ち帰りご注文用紙
  • 図書館の予約申込書
  • 病院の受付伝票

合計で9つのケースの演習問題があり、それぞれについてER図の設計方法について解説があります。

理論は 達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ で、ER図・設計の演習は本著で、という使い分けをオススメします。

グラス片手にデータベース設計 シリーズ

先述の 楽々ERDレッスン が9つの演習問題で網羅的に設計を解説しているのに対して、こちらは1つのシステムを要件設計から深く掘り下げていく形式です。

シリーズには

の3著があり、自分が作りたいシステムが何かによって選択するのが良いでしょう。

3著のうち、販売管理システム編 のみ第2版が発行され、評判ももっとも高いようです。

なお、とてもではありませんがグラス片手に本著を読み進めるのはキビシイです。ところどころにカクテルのウンチクが散りばめられているので、それで「グラス片手に」なだけなのでしょう…!

ノーコード開発ではなかなか本著までの知識は不要かもしれませんが、実務での設計手法を事例に即して解説してもらえるのは興味深く、現場や運用に即したナレッジが得られると思います。