iOS/AndroidアプリのPRを海外、特に米国アメリカ(US)にて行いたいというケースを想定しています。
モバイルアプリを前提としてリサーチしましたが、通常のWebアプリでも活用できる方法となっています。
目次:
- 海外のプレスリリース配信サービス(NewsWire)
- 世界初のPR配信スタンドで世界中にネットワークをもつ”CISION: PR NewsWire”
- その他の海外におけるプレスリリース配信スタンド
- 日本国内の海外向けプレスリリース配信サービス
- 海外のPR配信スタンドを直接利用せず、国内のPR配信スタンドを利用するメリット
- 確実な海外PR効果を見込める “共同通信PRワイヤー”
- 海外PRのコスパが良い”KARTZメディアワークス”
- @Pressはメリット多いが制約も多く、海外配信PRスタンドとしてあまりおすすめできないかも
- 手動で投稿するプラットフォームをPR手法として活用する
- Product Hunt
- Hacker News
- Tech Crunch
- BetaList
海外のプレスリリース配信サービス(NewsWire)
海外のプレスリリース配信スタンドにおいては、PR NewsWire (CISION)の存在感が圧倒的。
日本国内から海外へプレスリリース配信する場合にも、コストをかけてでも確実な海外PR効果を得たい場合にはPR NewsWireを介した配信が行われるケースが多いようです。
海外におけるプレスリリース配信サービスの場合、下記のように考えるのが一般的。
- $1,000程度のコストをかけられるならPR NewsWire
- リーズナブルに済ませたいなら他の海外PR配信スタンドを利用
世界初のPR配信スタンドで世界中にネットワークをもつ”CISION: PR NewsWire”
PR Newswire: press release distribution, targeting, monitoring and marketing
PR Newswire by Cision is a popular choice for press release distribution. The platform helps brands deliver releases across 170 countries in Asia Pacific, Europe, and the USA, leveraging its base of more than 300,000 media outlets and over 1.7 million influencers and journalists.
著者意訳: PR Newswire by Cisionは、人気のプレスリリース配信サービス。このプラットフォームでは、30万以上のメディアと170万人以上のインフルエンサー、ジャーナリストの基盤を活用可能。アジア太平洋・ヨーロッパ・アメリカの170カ国におけるリリース配信の支援をします。
ただし、そのぶん料金が高価なのがネック。
CISION: PR NewsWireの利用料金は「要お問い合わせ」となっていますが、参考金額を掲載している一般サイトからすると、たとえば全米(US National)に配信する場合には下記の料金が発生するようです。
- 年会費: $195(請求書払いの場合は$249)
- 1配信につき: $805
- 400字を超える100字につき: $245
- 動画などでマルチメディア配信を行う場合: $325
参考: PR Newswire Pricing - The Cost of Sending a Press Release
$99の安価なプランとして、TV・新聞社などには配信せず、著名なWebサイト・ポータルサイトのみに配信する “CISION PR Web” もありますが、こちらは主としてSEO目的で利用されることが多く、認知獲得のためのPR効果は薄いものと見られます。
その他の海外におけるプレスリリース配信スタンド
(調査中)
日本国内の海外向けプレスリリース配信サービス
海外のPR配信スタンドを直接利用せず、国内のPR配信スタンドを利用するメリット
海外の配信スタンドを利用せず、日本国内のプレスリリース配信スタンドを利用するメリットは下記。
- メディアリスト作成をサービス側で実施してくれるプラットフォームが多い
- 海外メディアに知見のない場合に、最適な配信先を選定してくれるのでありがたい
- 単純な外国語翻訳にとどまらない「ローカライズ」を実施してくれるサービスがある
- 管理画面を日本語で利用でき、万が一のミスが生じにくい
確実な海外PR効果を見込める “共同通信PRワイヤー”
PRワイヤー 海外へのプレスリリース配信サービスのご案内 | プレスリリースの記事化率No.1配信サービス
共同通信PRワイヤーによる海外配信の特徴は下記のとおり。
- 専任のサポートスタッフがついてくれる
- 外国語の翻訳(ローカライズ)も料金内
- PR NewsWireを「国内から利用できる」のは共同通信PRワイヤーだけ
- 次にご紹介するKARTZメディアワークスにおいてもKARTZによる代行によってPR NewsWireを利用することは可能となっているようです。
1954年に設立された世界初・世界最大規模の米国広報通信社の「PR Newswire」を利用できるのは、国内ではこの共同通信PRワイヤーだけです。
海外プレスリリースサイトまとめ(中国以外)。米国展開では必須のプレスリリース配信サイト。お勧めサービスと料金プラン。 - プルーヴ株式会社
「PR Newswire」は1954年に設立された世界初の広報通信社。 利用企業・団体は世界で40,000社以上、政府機関にも利用されており、そのうち50%以上が「世界上位500」にランクインする企業です。 最大手であることから、米国内の報道機関から高い信頼を集めており、米国の報道機関はこうしたワイヤーサービス経由のプレスリリースでなければ受け取らないといいます。
PRワイヤー 海外へのプレスリリース配信サービスのご案内 | プレスリリースの記事化率No.1配信サービス
- 米国への配信においては、150~200におよぶニュースサイトやポータルサイトにプレスリリースが「確実に」転載される
- 動画などマルチメディアによる配信も可能
ただし料金が高額です。たとえばアメリカに配信した場合、およそ18万円程度〜となっているようです。
PRワイヤー 海外 料金表 | プレスリリースの記事化率No.1配信サービス
海外PRのコスパが良い”KARTZメディアワークス”
海外向けプレスリリース作成・配信 | PR会社カーツメディアワークス
KARTZメディアワークスが提供する”Global PR Wire”を利用することで、海外メディアへのプレスリリースが可能です。
先に紹介した”共同通信PRワイヤー”ほどの手厚いフォローや配信保証はありませんが、コストパフォーマンスに優れた海外PRを行えるのが特徴。
特にテキスト・添付ファイルに制限のない海外へのPR配信スタンドは世界でも珍しいです。
これはおそらく、メディア「会社」に送付する形ではなく、メディア社内のジャーナリストや、著名なフリージャーナリスト個人へ直接送付する形をとっているからだと思われます。
具体的な特徴は下記のとおり。
- 国内最安レベルの、1配信につき69,800円(税別)。
- オプション料金で、単純な翻訳にとどまらない「ローカライズ」を行ってくれる
- 20,000人以上の海外ジャーナリストに直接配信
- プレスリリース文面の文章・画像添付が無制限
プレスリリースの構成やルールは、全世界共通ではありません。例えば、中国、台湾に向けては「売り込みのニュアンスを濃く表現する」。フランスのメディアに向けては「まるでニュースのように表現する」など、日本のプレスリリースの常識とは180度変わってきます。 カーツメディアワークスでは、プレスリリースを「翻訳」するのではなく、現地のプロライター、ジャーナリストと共にニュアンスや文法を変え「ローカライズ」していきます。
原稿ローカライズは1言語につき30,000円。
カーツメディアワークスでは、その発信元となるメディア、その中で働くジャーナリスト、フリージャーナリストを2年の歳月をかけて開拓し、独自の海外メディアリストを構築しました。 海外の大手テレビ局のディレクターやパワーブロガー、WEBメディアのライター/フリージャーナリストなど影響力のある人物に直接プレスリリースを送付します。
なお、KARTZメディアワークスにおいてもコストをかけることができるならばPR Newswireを利用することは可能なようです。
「英語圏・中国圏以外にも配信したい」「多くの国に配信するパッケージプランが知りたい」「プレスリリースの転載を保証してほしい」など、費用を抑えることにこだわらず、ある程度費用をかけてより広いリーチを獲得したい場合には、「PR Newswire」をご提案し、弊社が代行して配信を手配させていただきます。特徴は、世界最大級のプレスリリース配信サービスとして膨大なメディア量を誇り、リーチ範囲が広いこと。提携メディアへの転載も可能となっています。
@Pressはメリット多いが制約も多く、海外配信PRスタンドとしてあまりおすすめできないかも
海外向けプレスリリース配信|プレスリリース配信サービス【アットプレス】
「添削をしてくれる」国内配信のプレスリリース配信スタンドとしても有名な@Pressですが、海外に向けた配信は制約が多く、あまりおすすめできなそうです。
- US(米国)への配信は1配信につき75,000円〜
- 配信から10日前後(5営業日~8営業日)、提携Webメディアの掲載結果をシステムによる自動調査で報告してくれる
- 国内同様、プレスリリース文面自体を「添削」してくれる
- ただし、基本料金で配信可能な文面は400wordsまで
- 画像などのファイル添付を行うのに44,500円(税別)かかる(超過1ファイルごとにさらに24,500円:税別かかる)
- 商品やサービスの画像添付に料金がかかるのは大変痛い…!
ただ、主要な配信先メディアを各国公開しているのは好感がもてました。
手動で投稿するプラットフォームをPR手法として活用する
Product Hunt
Hacker News
Tech Crunch
TechCrunchはテクノロジー関連のスタートアップ情報を配信している有名な海外Webメディア。
ゲスト投稿として「寄稿」をすることが可能となっています。
To submit a guest post or query, or if you have questions, email [email protected].
Submit a guest column to Extra Crunch (and TechCrunch) | TechCrunch
ただし寄稿なので、取り上げられるかどうかは確実ではない。
BetaList
BetaListは開発者とアーリーアダプターのためのコミュニティ。認知獲得というよりは、興味のあるユーザーを募ってフィードバックをもらう、という使い方が想定されているようです。
BetaList is a community of makers and early adopters showcasing their startups and exchanging feedback.
Discover and get early access to tomorrow's startups | BetaList
実際、人気のありそうなサービスでも40人程度のいいねが集まっている程度でした。
ただ、コメント欄でそれなりに意見が交換されており、確かにアーリーアダプターといえるユーザーが集まる場となっているようです。
仮説検証段階において、海外からフィードバックを得たいときには有用そうです。
登録するとニュースレターの購読を促されるため、海外スタートアップ関係者への周知としては一定の効果があるのかもしれません。
下記のような情報を入力して、自身のサービスを掲載することができます。
参考サイト一覧:
18 recommended newswire and press release distribution services
6 Best Press Release Distribution Services for Small Businesses
PR Newswire Pricing - The Cost of Sending a Press Release
15 Best Product Hunt Alternatives 2022 - Rigorous Themes
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- 海外PRのコスパが良い”KARTZメディアワークス”
- @Pressはメリット多いが制約も多く、海外配信PRスタンドとしてあまりおすすめできないかも
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