エックスサーバーがさらに高速化!2021年10月新提供3つのサービス で書いたとおり、エックスサーバーが物理新高速サーバーの導入とスペック保証・KUSANAGI導入することによって、大きな高速化が実現されたと発表されました。
私もエックスサーバーの「新サーバー簡単移行」を利用して、新サーバーへの移行を完了させましたので、その手順を記載します。
新サーバー簡単移行 ご利用手順 | レンタルサーバーならエックスサーバー
目次:
新サーバー簡単移行を申請
まず、新サーバー簡単移行の「申請」を行います。
エックスサーバーのアカウント画面から「エックスサーバー」を選択し、下の画面へ。
その後、左メニューから「新サーバー簡単移行」を選択。
つづく画面で「データコピー申請」をクリック、さらに内容確認のうえ「データコピー申請」ボタンをクリックします。
これで申請は完了。およそ数日で「データコピー完了」のメールが到着するのを待ちます。
私の場合は1日程度でした。
hostsファイルを編集して、新サーバーでの動作確認を行う
データコピー完了のメールを受け取ったら、hostsファイルを編集し、新サーバーのIPアドレスを参照し動作確認を行います。
移行先新サーバーのIPアドレスを取得
アカウント画面で、データコピー完了・移行内容確認をクリック。
続く画面で下スクロールし、「移行元・移行元への操作」をクリック。
続く画面で、「移行先サーバーのIPアドレス」の値を確認し、メモしておきます。
データコピーが完了しているため、移行元と移行先サーバーの内容は「データコピー完了時点」において同一となっています。
データコピー完了後に旧サーバーのまま変更を加えた場合、変更箇所は移行時に引き継がれず破棄されてしまうため気をつけましょう。
お早めの動作確認および「サーバー切り替え」をお勧めします データコピーの完了から時間が経過するにしたがって、移行元・移行先サーバーの内容に差異が生じる可能性が高くなります。 移行期限にかかわらず、なるべく早く動作確認および「サーバー切り替え」を行うことをお勧めします。
また、現在は移行前のため、移行元サーバーが稼働中。設定してある各URLに移行元のIPアドレスを割り当てられている形です。
hostsファイルを編集して新サーバーの動作確認
移行元・移行先のファイルマネージャーおよびphpmyadminへのアクセスが可能ですが、サーバーパネルへのアクセスを行うことはできません。
そのため、新サーバーの内容が問題ないか、hostsファイルを編集して紐付けられたWebサイトを参照することによって確認していきます。
「hosts」ファイルの場所 Windows 10 / 8 / 7 / C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts Mac OS X /etc/hosts/
ターミナルを開き、hostsファイルを編集します。下記はmacの場合。
$ vim /etc/hosts
ファイルを開くと、既に色々と書き込まれていると思います。
ファイル最下行に、下記を追記します。
000.aa.000.xx yoursiteurl1.com
000.aa.000.xx yoursiteurl2.com
左側に先程コピーしたIPアドレスを、右側に動作確認したいURLを入力します。
なるべく紐付けている全てのURLについて設定し、サイトの動作確認を行いましょう。
このとき、エックスサーバーでSSL証明書を発行している場合、hostsファイル確認時にはSSLナシのhttpでの確認となります。
1つのサイトで「データベース接続確立エラー」
私の場合、1つのサイトで「データベース接続確立エラー」が出てしまいました。
サーバー移行時に生じる「データベース接続確立エラー」はwp-config.phpのデータベース接続情報が間違っていることが多いとのこと。
しかし、移行先サーバーのwp-config.phpのファイルを確認し同一であることを確認、さらにphpmyadminにも無事に記載されているユーザーパスでログインできました。
また移行時ログを見てみても、okとの表記のみで、特にエラーを見つけることができませんでした。
もう一つの可能性として、サブディレクトリにWordPressをインストールしていたのでURL設定まわりの可能性もありましたが、ここは面倒なため未検証。
そこで一旦、「移行キャンセル」をクリックして移行をキャンセル。そのうえで再度「データコピー申請」を行い、別のホストへの割り当てで試してみます。
異なるIPアドレスが割り当てられ、別のホストであることは確認できましたが、データベース接続確立エラーの症状は同じでした。
原因究明に時間がかかりそうなため、お金はかかりますがエックスサーバーを新規に契約しなおし、適用される新サーバーでテスト環境を構築、本番環境には影響をさせずに動作検証をしていくことにしました。
エックスサーバーではアカウントそのままでレンタルサーバー契約を新規に追加することが可能です。
「サーバー切り替え」で新サーバーへ書き換え
上記、私の場合はデータベース接続確立エラーが出てしまいましたが、特にエラーなく全てのサイトを無事に確認できた方は、「サーバー切り替え」のボタンで新サーバーへの切り替えを実施することができます。
以上で完了です!お疲れ様でした。
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Category: インフラ・サーバー