コンテンツ管理として便利なNotion。ダッシュボードやカンバンとしても利用することができ、チームで利用するオールインワンツールとして人気です。 チームでNotionを利用するとき、一定のページ以下についてのみメンバー限定としたい、などの「会員制サイト」のようなニーズが生じてくることがあります。
本記事では、社内メンバーなどの決まったメンバーのみだけが利用、外部公開はしない「非公開」の会員制サイトとして運用していく方法と、NotionをWebサイトとして一般公開し、会員登録のある会員にのみコンテンツを公開するなどの「一般公開」の会員制サイト、それぞれの方法について解説します。
目次:

外部公開しない非公開の会員制サイトであれば、Notionそのままが便利
外部一般公開せず検索インデックスが必要ない、内輪メンバー・社内メンバー向けのみの会員制Webサイトを作る場合、Notionをそのまま会員制サイトとすることで十分かもしれません。
参考: Notionは会員サイトに最適なのでは? – Honey create
このような場合、以前はGoogleサイトでポータルサイトを構築することをおすすめしていました。
しかし、Googleサイトは操作がやや分かりにくいこと、柔軟性が低いこと、パスワードを設定することができないことから、現在では自由度が高くかんたんに招待メンバーのみに限定公開が可能なNotionをおすすめしています。
Notionの場合、ページ階層ごとに権限管理ができたり、ワンクリックで共有リンクを発行できたりと、非公開会員制サイト・社内ポータルサイトとして 運用するのに十分な機能を有しています。
ただし、Notionの権限管理は緩めに設定されていることと、勘違いを起こしやすく少し複雑な部分があるので、メンバー限定会員サイトを作る場合にはNotionの権限管理について十分に知っておく必要があるでしょう。
ノーコードツールを組み合わせてNotionを一般公開の会員制サイトとして運用することも可能
Notionで一般外部公開したい会員制Webサイトをノーコードで作りたい場合、Super, Wraptas, Simple.inkなどでNotionをWebサイト化したうえ、ノーコードの会員管理SaaSを組み合わせるという方法をとることになります。
具体的には以下の2つ、どちらかの構成を取ることになります。
Simple.inkで公開して、Memberstackを会員管理システムとして利用
Simple.inkは「10秒」でNotionをWebサイト化する、という触れ込みのNotionサイト化ツール。
もう一方のMemberstackはWebflowやWordPressに埋め込みが可能な、会員管理機能を提供するSaaS。
Memberstackでは会員限定コンテンツを設定することはもちろん、コンテンツ課金や入会課金、月額課金など幅広いことができる、有名なノーコード会員システムです。
一応、JavaScriptが動作する環境であればMemberstackが利用可能とあるようですが、Super.soやWraptasなどがどの程度の実行をサポートしているかは不明。
このSimple.inkとMemberstackを連携させることで、Notionコンテンツを一般公開の会員制サイトとして公開することが可能なよう。
Super.soまたはWraptasで公開して、MemberSpaceを会員管理システムとして利用
Notionを高速かつカスタマイズ可能なWebサイトとして公開してくれるツール”Super.so” と、会員管理SaaSのMemberSpaceを連携する方法。
具体的な実装方法: How to Build a Notion Membership Site
headタグにJavaScriptコードを埋め込む形での実装となるようです。未確認ですが、おそらくWraptasにおいても同様に可能でしょう。
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