Shopifyで独自ドメイン(URL)変更する場合のリダイレクト設定について

「Shopifyに接続している独自ドメイン(URL)を変更し、旧ドメインから新ドメインにURL構造を維持したまま（=ルートドメインのみ変更）リダイレクトさせたいのですが、どのようにすればいいですか？」とのご質問を受け対応しました。

下層ディレクトリのリダイレクトやドメイン内リダイレクトではなく、ドメインをまたいで独自ドメインをまったく別のものに変更する場合のリダイレクト設定についてです。

以下、ドメイン設定に関するShopifyの振る舞いについて共有します。

目次:

Shopifyはドメイン追加・プライマリードメイン変更によって旧→新ドメインへ自動的にリダイレクトされる仕様となっています。 （ただし新旧2つのドメインがShopifyに接続維持されていることが条件）

Shopifyにおけるドメイン登録は、あくまでルートドメインを設定するに留まり、ルート以外の下層ディレクトリの構成はドメインとは関係ないところで保持されているよう。

そのうえでドメイン変更を行うと、URL/※ のワイルドカードでのリダイレクトが設定され、下層ディレクトリ構造を維持しつつリダイレクトを実施してくれる仕様となっているようです。

そのため、ルートドメイン部分のみ変更させ、その下のURL構造は維持させたいのであれば、作業はドメインを変更するのみOK。

ドメインより下の下層構造は維持したまま、リダイレクト設定されます。

以下、私のテスト環境（トライアルプラン）での検証です。

Shopifyでの設定はtest-again.siteを追加で紐付けたうえ、プライマリドメインをtest-again.siteへと割当変更したものです。

行う作業は ・新ドメインを追加 ・旧ドメインもそのまま残す ・プライマリドメインを新ドメインに設定変更 上記で、URL構造を維持したまま旧→新ドメインへリダイレクト設定が完了します。

まず、ドメイン管理側でAレコードとCNAMEレコードをShopifyに向けます。

設定内容は下記にて設定します。

次に、Shopify側で新ドメインを追加で新規に紐付けます。

「プライマリードメインを変更する」から、新規に紐付けたドメインを選択し、プライマリードメインを変更します。

下の画像で「外部サービスのドメイン」から、新規ドメインである test-again.site を選択。

この作業により、プライマリードメインが新ドメインである test-again.site に、以前のプライマリードメインであった旧ドメインの test-dev.tokyo は反対に「外部サービスのドメイン」欄へ移動します。

設定は以上で完了です。

「外部サービスのドメイン」にあるドメイン(URL)にアクセスがあった場合、Shopifyの側でプライマリードメインへ自動転送（リダイレクト）処理されます。

旧ドメインの接続も解除してしまうと、Shopify側での自動転送はされなくなりますので、Shopify側でのドメインをまたぐリダイレクトを利用したい場合は旧ドメインの接続を解除せず、そのまま維持しておくようにしてください。

下の動画で、ルートドメイン部分で旧ドメインを指定すると、URL構造を維持したまま新ドメインへリダイレクトされていることが分かります。

商品ページと、お問い合わせページの2つでリダイレクト検証をしています。

このように、プライマリードメインでない「外部サービスのドメイン」は、すべてプライマリードメインにURL構造を維持したまま自動でリダイレクトされるというShopifyの仕様となっているようでした。

Shopify内設定での「リダイレクト」は、下層ディレクトリにおけるリダイレクト設定となるよう。

そのため、ドメインをまたいでのリダイレクト設定をすることはできません。

ルートドメイン変更のみで下層ディレクトリに変更がない場合には、Shopify上でのリダイレクト設定は不要。

ご相談いただいたクライアント様も、上記の方法で無事にドメイン移行・旧ドメインからのリダイレクトが設定できたとのことでした。

ShopifyのSEOに関しては、ほかに検索結果画面の出力に関する「構造化データ」があります。Shopifyにおいてはプラグインを導入するのが構造化データを設定するのに最も簡単な方法となるでしょう。

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