内部リンク 可視化, 内部リンク 可視化ツール, (テクニカルSEO)
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内部SEO施策の1つに、「内部リンクの適切な設置」があります。サイト内で特に訴求していきたいページにきちんと適切な質と量の内部リンク集まっているか、適宜チェックしておく必要があります。SEOの施策のなかでもテクニカルSEOと呼ばれる範囲に属する施策となります。
この内部リンクの管理、ページ数が少ない場合には特に気をつけて管理していく必要もないのですが、ページ数が膨大になってくる大規模サイトやデータベースサイトなどにおいては、「どのページにどのページのリンクが集まってきているのか?」や「きちんと訴求したいページに内部リンクが適切に貼られているか」をチェックしていくことが大変になってきます。
そこで、内部リンクを視覚的に把握することを可能にする「内部リンク可視化ツール」の出番です。 有名な内部リンク可視化ツール(SEO内部分析ツール)としては Screaming Frog SEO Spider がありますが、より使い勝手が良いと感じる Sitebulb をご紹介していきます。
Screaming FrogもSitebulbも、インストール型のデスクトップアプリケーションです。
WordPressの場合だと、非公式プラグインとして日本人開発者が開発した “Show Article Map” があり、なかなか使い勝手も良さそうです。
WordPressにおいてはShow Article Mapプラグインでも十分な場合がありますが、それでも記事数が膨大になってくると、よりビジュアル的に見やすく内部リンクの可視化を行いたい場合も出てきます。
Sitebulbにおいては、たとえば内部リンクのつながりを下図のように表してくれます。ズームイン/アウトも可能。
本記事では、内部分析ツールについての説明や、Sitebulbの内部リンク構造を可視化する機能について紹介していきます。
目次:
- テクニカルSEOのための内部分析ツールとは
- 内部リンク構造の「可視化」・ビジュアライゼーション
- 内部リンク構造を分かりやすく可視化してくれるのはSitebulbだけ
- 内部リンク構造を可視化する、Sitebulbの様々なビジュアライゼーション機能
- Sitebulb以外で内部リンク構造を可視化させる方法
- 可視化以外にも!SEO内部分析ツール・Sitebulbの5つの特徴
- 的確にサイトを巡回する
- タスクに優先順位をつける
- 分かりやすく説明してくれる
- クライアントに提出できるレポート機能
- 500,000URL/月の検査が可能(Proプラン $35/月の場合)
- CDNとしてCloudflareを利用している場合、内部分析の実行前にSitebulbをホワイトリストに登録する必要あり
- 他にもある!Sitebulb以外のSEO内部分析ツール
- 内部分析ツール以外の、多種多様なSEOツール
- 被リンクやPV, コンテンツ量などを元に競合との差分・比較を教えてくれる競合分析ツール
- 定期的に順位計測してくれる順位計測ツール
- 月間検索キーワードボリューム数を教えてくれるツール
- リンク切れや内部リンクの貼り方、構造化データなどテクニカルSEOをチェックしてくれる、内部分析ツール(今回)
- 総合的なアドバイスを行ってくれるAI搭載のSEOツール
- SEO分析やSEO改善施策について、お気軽にご相談ください
テクニカルSEOのための内部分析ツールとは
SEO内部分析ツールとは、たとえば下記のような「サイト内部」のSEO対策項目について自動的にチェックしてくれるツールを指します。
- リンク切れの検知(内部リンク・外部リンクの双方)
- 内部リンクの可視化
- 構造化データ設置の有無
- 重複ページの検知
- 低品質ページの検出
いわゆるSEOにおける「テクニカル」な部分の発見と改善をスムーズにしてくれるツールです。
内部リンク構造の「可視化」・ビジュアライゼーション
内部リンク構造を分かりやすく可視化してくれるのはSitebulbだけ
内部分析ツールにはさまざまなSEOツールがあるのですが、私のおすすめは視覚的に分かりやすいとされる、"Sitebulb"。金額も$10/月または$35/月(おすすめは$35のプラン)と手頃です。使い勝手がよく、視覚的にも見やすくおすすめです。
ほかに日本で有名なのはScreaming Frog SEO Spiderでしょう。
SitebulbはWindows/Macに対応するデスクトップ版アプリとなります。
下記の掲示板でも多くの人が「内部リンク構造を可視化してくれるのはSitebulbだけだ」とオススメしています。
SEO内部分析ツール Screaming FrogのSEOスパイダーはExcelにデータを落とし込むのには便利だけど、可視化の部分は弱い、とのこと。
内部リンク構造を可視化する、Sitebulbの様々なビジュアライゼーション機能
内部リンク構造を可視化するために、Sitebulbは様々な図示化機能を備えています。
下図は Site Visualizations > Crawl Map
サイト内リンクを多く受けているページの丸は大きく表示されます。
ページにカーソルを持っていくと、タイトル・ページ内被リンク数・URLスコア等が表示されます。
丸同士がまとまりを持っていることが把握できます。このまとまりが「トピッククラスター」のように把握されるわけですね。
下図は内部リンク構造をツリー構造で表現したCrawl Tree。
被リンクを多く受けているページを上側に表示させ、URLスコアごとにツリー構造としたことで見やすくなりますね。
Sitebulb以外で内部リンク構造を可視化させる方法
Sitebulbを利用せずに内部リンク構造を可視化する方法として、Sitebulb同様に脳構造のように参照先を図示してくれる面白いそうなデスクトップツールに”Gephi” がありました。
Gephi - The Open Graph Viz Platform
Win, Mac OS, Linuxに対応しているとのこと。
SEO分析ツールからデータを取り込み、ExcelやGoogle Spread Sheetで分析、Gephiで可視化する一連の流れについて解説した記事:
同様のことはPython, matplotlib等を用いても実現できそうです。
ただやはり、「どうしても無料で可視化させたい!」というような要求や、自社でエンジニアを抱えている等の事情がない限り、Sitebulbの可視化ツールを利用するほうが効率的でしょう。
GephiやPythonを利用するにしても、実装に大きな時間的コストがかかりそうです。
可視化以外にも!SEO内部分析ツール・Sitebulbの5つの特徴
公式サイト: Sitebulb Website Crawler - Award-winning Software for SEOs から。
上記のようなサイト内部リンクを可視化して表示してくれる機能以外にも、Sitebulbは下記のような機能を備えています。
的確にサイトを巡回する
- JavaScriptレンダリングでの確認も可能
- スケジュール機能
タスクに優先順位をつける
Siteguluにも搭載されているタスクの優先順位づけ機能
分かりやすく説明してくれる
なぜ重要なのか?どのように解決すればいいのか?を分かりやすく説明してくれる。
ただし英語のアプリとなるため、英語での説明文となります。
クライアントに提出できるレポート機能
SpreadSheet形式またはPDF形式でエクスポートが可能。
500,000URL/月の検査が可能(Proプラン $35/月の場合)
他サービスと比べて多くのURL数の巡回が可能
CDNとしてCloudflareを利用している場合、内部分析の実行前にSitebulbをホワイトリストに登録する必要あり
CDNとしてCloudflareを利用している場合、内部分析の実行前にSitebulbをCDN上のホワイトリストに登録する必要があります。Cloudflareのファイアウォール機能にSitebulbのクローラがブロックされないための設定ですね。
How to whitelist Sitebulb on Cloudflare
UserAgent : contains : Sitebulb というようにユーザーエージェント指定でホワイトリスト登録すれば良いとのこと。
Sitebulbはインストール型のデスクトップアプリの形でクロールを実行することになるので、インストールしたPCのIPアドレスを利用してクロールする形になるようです。
そのため、WordPressを利用したサイトをクロールする場合において、WordPressセキュリティプラグインのファイアウォール設定においてホワイトリストIP登録させる必要はないようです。
他にもある!Sitebulb以外のSEO内部分析ツール
ほかにも以下、数多くの内部分析ツールがあります。ただしSitebulbに比べると高額だったり、視覚的に分かりづらかったりするものもあります。
内部リンク可視化にこだわらず、広い意味での「SEO内部分析ツール」という意味でご紹介します。
- Semrush Site Audit
- SEMrushは日本語対応しているよう。
- Semrush 日本 | オールインワン競合分析ツール | 株式会社オロ
- JetOctopus
- SERPSTAT
- deepcrawl
- Oncrawl
- ダッシュボード形式で視覚的
- 49ユーロ/月で100,000URLのクロールが可能。やや高価。
- Bing Site Scan
- Bingが提供する無料のスキャンツール
- WooRank Site Crawl
- Greenflare SEO Web Crawler
- 無料
- オープンソース
- SiteGuru
- 1ページにまとめて必要な情報だけを分かりやすく
- 改善施策に優先順位をつけて出力してくれる
- デスクトップ版アプリはなく、ブラウザで操作
- $29/月のプランで2サイトまで登録可能。ただし1サイトにつき500ページまでしか巡回不可なのでページ数が多いサイトには不向き。
- Netpeak Spider
- Ahrefs Site Audit
- Ahrefsの1機能。
- ややシンプルな出力形式。
- Moz Site Crawl
- Mozのなかの1機能。
上記にも紹介しきれないほどのSEO内部分析ツールが、SEO Audit Tools: A List Of 65 Tools For SEO Auditing の記事で紹介されていました。気になる方はリンク先からチェックしてみてください。
内部分析ツール以外の、多種多様なSEOツール
今回は内部分析ツール、その中でも内部リンクを可視化するツールをご紹介しました。 しかし、それ以外にもSEOには様々なツールがあります。
以下にさまざまな種類のSEOツールの一例を載せておきます。参考にしてください。
被リンクやPV, コンテンツ量などを元に競合との差分・比較を教えてくれる競合分析ツール
定期的に順位計測してくれる順位計測ツール
- GRC
- RankTracker
- Serposcope
- Nobilista
- UberSuggest
月間検索キーワードボリューム数を教えてくれるツール
- Ahrefs
- ラッコキーワード
- シンプルに月間キーワードボリュームを把握したい、他のキーワードアイデアを得たいという場合には非常におすすめです。キーワード結果も信頼でき、金額も安価で魅力的。
- UberSuggest
- UberSuggestのキーワードボリューム調査は重すぎて使い物にならない、というのが所感です。
- RankTracker
- ただしRankTrackerの月間検索vol.はほとんどアテにならない数値かと思われます。特に日本語キーワードについては他と大きく乖離しており、全く参考にならない数値が出てきます。
- KWFinder
- Google広告の中のキーワードプランナー
- ただし、GoogleはSEO目的・キーワードリサーチ目的でのGoogle広告キーワードプランナーの利用は推奨していません。基本的には別途、キーワード調査のツールを用いるべきでしょう。
リンク切れや内部リンクの貼り方、構造化データなどテクニカルSEOをチェックしてくれる、内部分析ツール(今回)
- Screaming Frog SEO Spider
- Sitebulb
- Show Article Map (WordPress非公式プラグイン)
総合的なアドバイスを行ってくれるAI搭載のSEOツール
- AIアナリスト
- Pascal
上記のもととなる情報として、Search ConsoleやGoogle Analyticsなどのツールもあります。
SEO分析やSEO改善施策について、お気軽にご相談ください
SEOコンサルタントとして、アクセス低下の原因分析や改善施策のご提案、また施策の実行までサポートしています。
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- テクニカルSEOのための内部分析ツールとは
- 内部リンク構造の「可視化」・ビジュアライゼーション
- 内部リンク構造を分かりやすく可視化してくれるのはSitebulbだけ
- 内部リンク構造を可視化する、Sitebulbの様々なビジュアライゼーション機能
- Sitebulb以外で内部リンク構造を可視化させる方法
- 可視化以外にも!SEO内部分析ツール・Sitebulbの5つの特徴
- 的確にサイトを巡回する
- タスクに優先順位をつける
- 分かりやすく説明してくれる
- クライアントに提出できるレポート機能
- 500,000URL/月の検査が可能(Proプラン $35/月の場合)
- CDNとしてCloudflareを利用している場合、内部分析の実行前にSitebulbをホワイトリストに登録する必要あり
- 他にもある!Sitebulb以外のSEO内部分析ツール
- 内部分析ツール以外の、多種多様なSEOツール
- 被リンクやPV, コンテンツ量などを元に競合との差分・比較を教えてくれる競合分析ツール
- 定期的に順位計測してくれる順位計測ツール
- 月間検索キーワードボリューム数を教えてくれるツール
- リンク切れや内部リンクの貼り方、構造化データなどテクニカルSEOをチェックしてくれる、内部分析ツール(今回)
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