中古ドメインの購入方法と損しないための選び方・見分け方について

最新の更新日
May 24, 2022 12:45 AM
Target Keywords
中古ドメイン 選び方, 中古ドメイン 購入, 中古ドメイン 見分け方
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500, 400, 250

SEO界隈でまことしやかに囁かれる、「中古ドメイン(オールドドメイン)は強い」という噂。特に最近はドメインエイジや被リンクなどから計算される「ドメインパワー」がアルゴリズムの評価上で大きな比重を占めていると言われます。

実際、Twitter上のSEOスペシャリストたち(本物!)も口を揃えて中古ドメインの効果、ドメインパワーの大切さを語ります。

近年のGoogleコアアルゴリズムアップデートにおいても、「ドメイン」における評価が重要視されるようになってきました。

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中古ドメインを購入・獲得する3つの探し方

中古ドメインの獲得方法で一般的なものとして

  • ドメインバックオーダー(事前予約)
  • 中古ドメインオークション

の2つがあります。

3つ目は例外的な方法、「オフライン・手動で獲得する、サイトごとM&Aする」という方法です。

まず全体像の理解として、 事前予約(バックオーダー)とオークションについて | バリュードメイン に掲載されている図が分かりやすいため、転載いたします。

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まずはドメインバックオーダーで中古ドメインキャッチを狙う

事前予約(バックオーダー)とは、有効期限が切れ、再び一般登録可能となった汎用JPドメイン名の申請を試みるサービスです。

期限切れとなるドメインを6,600円という定価で獲得することができます。

たたし、ドメイン取得を100%保証するものではありません。そのため、ドメイン取得できなかった場合には費用はかかりません。

ドメインバックオーダーでの申し込みが2名以上の複数となった場合、獲得は保留となり一般を含めたオープンでのドメインオークションで落札する必要があります。

実際には、ほとんどの価値ある中古ドメインは複数人による申し込みがあります。そのため、次に紹介する「ドメインオークション」で中古ドメインを取得することがメインとなるでしょう。

実際には、ほとんどの場合においてドメインバックオーダーから中古ドメインキャッチが成功することがありません。価値のある中古ドメインにおいては、例外なく複数名からの申込みがあるからです。

ドメインキャッチの試行が面倒だと思う人は、以下のドメインオークション段階からチェックしてみましょう。オークションをメインにチェックしておく方が、手間がかからずかつ価値のある中古ドメインと出会うことができるため、オススメです。

ドメインオークションで中古ドメインを取得。お名前.comのみチェックすればOK

オークションとは、事前予約(バックオーダー)をお申込みただいドメインのうち、複数のお客様から予約申請をいただいている人気ドメインを対象としたオークションサービスです。

上記はバックオーダーで複数の購入者が出てきた場合だが、この場合は一般に公開されバックオーダー予約者以外も参入可能なオークション形式で再度のドメイン獲得競争となる。

ドメインオークションは、基本的にはお名前.comのものだけチェックすればOK。

他のサイトで出品される中古ドメインはドメインオーソリティが低いものや、被リンクがほとんどついていないものがほとんどだからです。

さらに、お名前.comのオークション会場ではドメイン名の意味や運営されていたサイト名・ジャンルをはじめ、運用年数・被リンクの数・関連キーワードなどの概要を知ることができます。

他サイトはドメイン名のみ表記されている場合が多く、自サイトに関連するキーワードで運営されていた中古ドメインかどうかを調べるのに手間がかかりすぎる印象です。

お名前.comでは、.jpの場合は毎月1日の12:00からその月の中旬頃を〆切に、.com/.netの場合は毎月10日から下旬26日ころを〆切期間として、毎月ドメインオークションが開催されています。

ドメイン・サイト所有者に手動で購入を打診(サイトM&Aを含めて)

上記ドメインオークションが一般的な中古ドメインの獲得方法になりますが、あくまでドメインオークションを開催しているレジストリが管理しているドメインのみ、オークションに出品されることとなります。

しかし、全ての可能性を探るならば、ドメインオークション以外で「手動で」中古ドメインを探してみる、という方法もあります。

ドメインオークション以外で「ドメイン更新期限が切れているサイト」を発見するのは容易ではありませんが、知人やオフライン、その他Twitterや掲示板で募集をかけてみるなどすれば案外、「持っているけど譲ってもいいよ」という方が現れるかもしれません。

また、ドメインが切れていない生きているサイトに対して、ドメイン含めて「サイトごと」売ってくれるよう依頼してみるのも一手です。(サイトごと購入)

収益化できていないサイトであれば、一定の金額を提示することで譲ってもらえる可能性があるでしょう。

この場合はサイトM&Aと同義になります。サイトM&Aにおいて、かつてはPVベースで評価額が算出されることが多かったようですが、近年は「各月の発生収益 × 2年分」がおおよそのサイト評価額となることが多いようです。

中古ドメインの内容をチェックして選別・見分ける。SEO評価査定

Wayback Machine (Internet Archive)で過去のページ内容をチェック。自サイトとの親和性を確認

サイトで過去公開されたページを、更新ペースに応じて一定のタイミングでキャプチャを撮ってくれるサービスがこの世には存在します。

その名も、”Wayback Machine”。いわゆるWeb魚拓サービスの一種です。

ドメインオークションで出品されているドメインをWayback Machineの検索ボックスに入力すると、カレンダーページが現れます。

更新を表す棒グラフを便りに、過去の日付をカレンダーでクリックすると、その日時にキャプチャされたページを閲覧することができます。

Wayback Machineのカレンダービュー
Wayback Machineのカレンダービュー

Site Mapのタブをクリックすると、ドーナツグラフ形式で過去の年数ごとにサイトマップを確認することが可能。

Wayback MachineのSite Mapビュー。ドーナツグラフの階層はそのままサイトの階層に対応。
Wayback MachineのSite Mapビュー。ドーナツグラフの階層はそのままサイトの階層に対応。

これらの情報を使って、「このドメインで過去どのようなサイトが公開されていたのか?」という情報を把握しましょう。

この作業を怠ってしまうと、「外国語で運営されていたサイト」や「コンテンツが一切掲載されていなかったサイト」などを掴んでしまう場合があります。実際にどのようなコンテンツでサイトが運営されていたのかをしっかりチェックするようにしましょう。

サイトの過去情報を把握し、自サイトとの親和性・新規に始めたいサイトとの親和性がありそうだと判断できたら、次にドメインチェックツールによるバックリンク・順位取得していたキーワードの把握に進みます。

Ahrefsなどのドメインチェックツールでバックリンク・順位取得していたキーワード等のサイトSEO評価を確認

サイトの内容として自サイトとの関連性を確認できたら、次は中古ドメインの価値査定(デューデリジェンス)に移ります。

ここではSEO評価を確認して価値査定に入るために、Ahrefs等のドメインチェックができるSEOツールで主として下記の項目を確認していきます。

  • Domain Rating(Ahrefs独自のドメイン指標)
  • 被リンクの数と品質、獲得時期
    • ドメインが売却される直前に急激に被リンクが追加されていたりする場合があります。これらのリンクは恣意的に価値を高めるためにツール等で自動的に追加されていたり、売却される中古ドメインに自動的に被リンクが追加されることがあるので要注意です。
    • また、明らかに販売されている被リンクがついているなどの場合、該当の中古ドメイン自体がスパム扱いされている可能性があります。特に寄与率の高い被リンク先においては、個別に詳細を見ていくのが良いでしょう。
  • 過去に獲得していた検索キーワード
    • ここでも「自サイトに資するキーワードか?」という関連性の観点からチェックします。

Ahrefsは月額10,000円程度〜という比較的高額なSEOチェックサービス。

ただし、中古ドメイン獲得のために特定のドメインの「概要のみ」知りたいという場合であれば、同じくAhrefsが提供する無料のドメインオーソリティーチェッカーを利用すると良いでしょう。

有料版ほど詳細な情報を知ることはできませんが、下記の概要を知ることができます。

  • Domain Rating
  • 発リンク数と、うちdofollowの割合
  • 被リンク数と、うちdofollowの割合
  • Ahrefsオーソリティーチェッカーによる中古ドメインの査定結果
    Ahrefsオーソリティーチェッカーによる中古ドメインの査定結果

中古ドメイン獲得においては、上記無料版のAhrefsオーソリティーチェッカーでもある程度の把握は可能です。

しかし、有料版とは異なり1つ1つの被リンクをチェックすることができないので、スパム要素のある被リンクが大量についていたりなど、ドメインがスパム判定されている可能性を排除することはできません。

また、有料版でないと、中古ドメインのサイトが過去どのようなキーワードで上位を獲得していたのか?というキーワードの親和性を知ることができません。この点は重要度が高いので、悩む場合は短期間でもAhrefsの有料版を契約して中古ドメインでのキーワードチェックを行いましょう。

中古ドメイン購入代金が高額となる場合などにおいては、有料版のAhrefsで詳細なチェック(ドメインのデューデリジェンス)を行ったほうが良いでしょう。

SEOで最大効果を得るための中古ドメイン活用方法

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※ 中古ドメインSEOはスパムリンクを引き継いでしまったり、また中古ドメインを活用しての自作自演リンクは大きなリスクを含むSEOテクニックとなります。

私自身は中古ドメインを利用すること自体について、完全なブラックハットSEOだとは思っていませんが、取得したドメインや活用方法においてはブラックハット認定、スパム扱いとなる可能性があります。

下記ご紹介する中古ドメインの活用方法についてはくれぐれも自己責任にて、ご活用ください。

過去サイトを復元し、サイト評価をそのままにした形でバックリンク元として活用

SEO効果を高めたいサイトに直接大きなリスクを与えることなく、SEO効果としても大きな効果が期待できる方法です。

前述したWayback Machine (Internet Archive)など、サイトの過去アーカイブツールから可能な限り過去のサイトを復元。

ただし、そのまま復元してしまうと著作権・商標権の観点から問題となることが多いため、一部を改変して復元作業を行う必要があります。

復元が完全に完了するまでは、BASIC認証を用いるなどして非公開状態にしておく必要があるでしょう。

最もSEO効果の恩恵を得られる方法と思われますが、復元作業にコストがかかります。コストを抑える方法としては下記。

  • 復元ツールの活用
  • 元のサイトがページ数の少ないキャンペーンサイト、サービスサイトに絞って中古ドメイン取得

復元したサイトのいくつかのページ・適切な箇所に自サイトへのリンクを設置し、自サイトへの強力なバックリンク元として活用する方法です。

サテライトサイト、サテライトブログと呼ばれる形。

自サイトへのバックリンク元として新しく関連サイトを立ち上げる

中古ドメインで以前運用されていたテーマと類似するテーマで新しくサイトを立ち上げ、自サイトへのリンクを設置する用に「第二のサイト」を新規に立ち上げる。

上述の「過去サイトを復元する方法」よりも著作権・商標権などの法令リスクに触れる可能性が低くなります。

この方法においても、可能な限り過去サイトのURL構成と同一にし、ページ内容も類似させることが望ましい。

バックリンクの設置と関連性を維持する必要があるため。

中古ドメイン上に新しく自サイトを構築する

これから新しく自サイトを立ち上げる際に、関連したテーマで運営されていた中古ドメインを取得。取得した中古ドメイン上に新規サイトを立ち上げる形。

ただし、既に別ドメインでサイトを立ち上げている場合には活用できません。新しく新規でサイトを構築していく場合、あるいは立ち上げて間もない状態で別ドメインへの移行を検討している場合にのみとりうる方法です。

上記2つのバックリンク設置元としての活用方法に比べて、より直接的に被リンク効果を得ることができます。

被リンクを受けているページについてはURLを同一・内容を類似のものとするか、リダイレクト設定を行い類似内容のページへリンクジュースを流すようにしましょう。

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